本田圭佑の逆算力・努力について考える

生き方

昨夜、↑の本田圭佑とマコなり社長の対談動画を見た。

私はここ3年ぐらい、「尊敬している人は誰?」と聞かれた時には、「本田圭佑」と答えている。

私の場合、基本的に「尊敬している人」達は身の回りにいる人で構成されている。たとえば、研究室の教授、バイト先の先輩、部活の同期、起業した大学の友達、プログラミングの強い後輩、など人それぞれの強みに対して、尊敬の念をいだいている。なので、尊敬する有名人の名前を上げろと言われても、正直なかなかパッと答えることはできない。

皆さんの場合はどうだろうか?

本田圭佑さん(ここでは「さん」付けすることにする。)に関しては、中学の頃の2010年W杯南アフリカ大会からずっと応援している。

あの一世一代の大舞台での、デンマーク戦の37mの無回転フリーキックは、数あるスポーツ界の名場面のなかでも大好きな場面の一つだ。

私が彼を尊敬する理由は大きく2つある。

・本当に手に入れたいものに正直に向き合い、それを実際の目標として本気で掲げているところ。
・それに対して、日々圧倒的なプロ意識で努力しているところ。

「人生のなかで本当に叶えたいこと」に妥協せず、限られた人生の時間のなかで、大口を叩きながら、誰よりも最前線で努力・行動している姿を本当に尊敬している。それは私にとって最も「こうありたい」と思える価値観の一つだ。

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そんな本田圭佑さんが、↑の動画で「逆算力」について語っている。

小学校ぐらいからずっと、自分のサッカーの目標に対して、「逆算」して行動してきたから今がある

というものだ。たしか、イチロー選手や大谷翔平選手も同じようなことを言っていたと思う。厳しい世界で一流になっている人は、どの分野でも逆算がしっかりできた人だろう。

逆算、バックキャスティングに関しては、色んな自己啓発本やセミナーなどで必ずといって出てくるものだ。ビシネスマンの方も常に意識されていることと思う。

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しかし、逆算的人生を歩むことはそれほど簡単なことではない、と私は経験上感じている。


私は、何度も逆算しては、挫けてきた。

目標を設定して、そこから逆算してアクションプランを作っても、自分の時間の使い方、行動を管理できずに何度も失敗してきた。

目標に対して、腹をくくれずに努力できないことが数えきれないほどあった。

そして失敗するたびに、逆算して作り上げたプランはボツになり、そんな自分に嫌気がさして、しばらくは逆算から外れた、「とりあえず」の努力で生活してしまう。

そしてしばらく経って、「とりあえず」で過ごした日々に流石に焦りを覚えて、また目標を整理して逆算してみる。プランを立てる。

しかしそんなプランはまた3日も持たない。人生の色々な要素によって、アクションプランは達成されずに終わっていく。

そしてまたそんな自分に嫌気がさして、自信なんて永遠に持てない。

自分はそういう人間だった。

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↑の動画で、本田圭佑さんは、「逆算した道から何度も何度も外れたけど、その度にまた逆算し続けた。」と言っている。

きっと成功するためには、自分に嫌気がさして、過去に後悔して、目標から目を背けている暇などないのだ。
人生は短い。熱い思いを持って進み続けるしかないのだ。


小さい頃から耳にタコができすぎるほど聞いてきた「過去にクヨクヨしていても仕方がない」「継続は力なり」という言葉を、地で行く人間になりたいなと強く思う。

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そういった人生の課題に対して、真剣に考え、ある程度重たい気持ちで努力するタイプの人もいるだろ。

一方、私はあまりそうはなれないが、特に深く考えずにリラックスして飄々と前に進んでいく人もいるだろう。

そういうところに人柄があらわれるんだろうし、自分がどういう人なのかを知っておくことは、自分の売り出し方・見せ方を考える上でも大切なんだろう。

とにかく、どんな形であれ、効率よく努力していかないと、目標の達成率は下がってしまう。

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自由に与えられた時間は、そのとんでもない価値をほとんど自己主張せず、カレンダーを進めていく。

自分にないものばかりに目を向け、それをどうすれば手に入れられるのかもわからない状態で生きるのは、辛いものだ。

自分が持っているものをしっかりと見つめ、その上で目標のために何をしないといけないのか、日々練り直し、明るく前を向いていきたいと思うばかりである。

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