今日はコロプラネクストでのインターンの日で、昼過ぎまで案件議論、その後オンラインでみなとみらいのピッチを聴講して軽いレポートをまとめ、広報関連のことを少しやって、帰宅。
帰り道、品川駅を通過して、ふと思い出したことがあったので書いて残しておきたい。
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2ヶ月ほど前、色々あって、品川にあるIT企業で再度就活の面接する場面があった。
面接官は、最終面接ということもあって、シニアマネージャーよりも上の人?40代の爽やかな男性だった。
仕事バリバリで、リーダーシップもあって、人当たりも良さそうな、いかにも一流ビジネスマンという感じだ。
面接は朝の10時からオンラインではじまり、終始穏やかな雰囲気のまま50分ぐらいたったのち、私からの逆質問も終わったあたりで、
「では、そろそろ終わりですし、せっかくなので、最後に菅くんにアドバイスをして終わりたいと思います。」
と切り出された。
そう聞いた私は、「お、この面接のフィードバックが来るのか」と思い、
「今日のパフォーマンスだとどこを指摘されるのだろう」、「何を言われるのだろう」、と予想を巡らせていた。
するとその人はこう続けた。
「本日はありがとうございました。好感が持てました。それでは人生の先輩として、ビジネスマンの先輩として、最後に一言言わせて下さい。
これからの人生で、どこに行っても次の三つを大切にして下さい。
1. 親孝行をすること
2. 人を好きになる努力をすること
3. 常に前を向き続けること
です。
まずこれから社会人になったら、育ててくれたご両親にはいっぱい恩返しをして下さい。
そして、仕事をしているとムカつくことや合わないと思う人がいっぱい出てくると思います。それでもどんな人でもいいところを見つけて、好きになる努力をして下さい。
そして最後に、前を向き続けて下さい。
はっきり言うと、僕はこの会社で結構評価されています。その理由は、僕はどんな状況でも前を向き続けているからです。きつい場面やどうしようもない状況でも、強く前を向いて仕事をして下さい。
これから菅くんがどんな進路を選択しても、この3つを大切に生きていって下さい。
おじさんからのアドバイスでした。」
(実際の言葉はもっと濃かったが、簡潔に言うとこんな感じだった。)
もっとこう、
「もう少し結論ファーストの方がいいよ」とか
「ロジックが甘いところがあったよ」とか、
そういうアドバイスが来ると思っていた私は拍子抜けした。
学校の先生みたいだと思ったが、そういう人生の軸、みたいな話はいつ聞いても好きだった。
不意打ちだった分、逆に記憶によく残っている。
就職活動で面接は何度もしたが、こんな回ははじめてだった。
ここで企業名やご本人を紹介することはできないのだが、
偉い人がせっかく伝えてくれてたことなので、その人が知ることは多分ないだろうが、ここでシェアしておこう。
品川駅を通り過ぎながらそう思った。
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