一年前、ワタナベエンターテインメントのオーディションで言われた、たいせつなこと

随筆-Essay

受かるとも思わずとりあえずオーディションを受ける

2018年11月に週6で練習していた体育会の部活を引退し、そこから学部の卒論発表のために急ピッチでシステムを実装して、卒業のメドがたった2019年1月、
昔から心のどこかで憧れていた歌手への道を探るため、歌手オーディションを複数受けていた。

歌に関しては、アマチュアとしてもそれほど上手くないが、本当に好きなので、自分の現状と関係なく、チャレンジできる場を求めていた。

大学生のうちに、一度チャレンジだけはしておきたかった。

(ただ、オーディションを通じて、素人レベルでも圧倒的な違いを思い知らされ、歌の世界を楽観視しすぎていたと絶望することになる、、、)

詐欺まがいの芸能事務所も知らない間に受けていたことは、今となってはよい思い出話だ。


大手の事務所としては、ワタナベ エンターテインメント(ブルゾンちえみなどのお笑いタレントで有名な事務所だが、音楽に関しては Little Glee Monster や ずっと真夜中でいいのに。らが所属している。)のオーディションに参加していた。

自己PRと2分ほどの歌唱審査の予選会を無事突破して、その約二週間後の2019年2月10日、本選考会に参加していた。

場所は恵比寿の養成所の本拠地だった。

選考の内容は、自己PR、二分間程度の歌唱、グループワークの力を見る作品共同制作だった。

結果としては、 その審査の一週間後ぐらいにワタナベ の養成所から合格通知が届いたが(養成所は事務所とは異なる。)、学業との両立は現実的なタイムスケジュール的に無理だと考え、入学を辞退した。

その当時は今よりも学業に関してギラギラしていた。

一年で仕上げるだけあって、専門学校ばりのスケージュールと課題が課されるのだ。

それから約1年がたった2020年1月4日、帰省していた京都から東京に帰る新幹線のなかで、ふとそのオーディション当日に書いたノートを見つけた。



今改めて読むと、本当に重要なことを学んでいたと思うので、それをここに貼り付けたい。以下は原文そのままである。(誤字もそのままにしてある。)

オーディションで学んだこと


20190210日 ワタナベのオーディションを受けてきた.


言われたこと


自分の表現したいもののイメージとかは結構あるのが,伝わってくる.
でもそれを実現させるための実力がない.
一流のアーティストはその準備をしている.
どんな場面でも、どんな状況でも、自分の表現ができる.


歌の世界で生きていくには、オリジナルがないと,仕事できない.
ワタナベでもオリジナルを作る練習をさせる.
・行動する
・ガミガミ言われる環境を作る
・切磋琢磨する関係を作る

この成長する環境を揃えることが大切,  ワタナベ にはそれがある.

作詞作曲を普段からしていかないと.
絶対に音楽のオーディションとか仕事は来ない.


ワタナベの
コレサワとか宮本君とか,リアルな卒業生のレベルを常に意識する.


・芸能界への入り方
オーディション 1/1000
育成ーワタナベだと70/100
スカウト ろくなことない
売り込み 
Liveハウスに見にくるやつ。
コネ  使えるコネは全て使う


アーティストは育成とLiveハウスが一番可能性がある.

そういうところは評判とかもあるから,普段の仕事ぶりとかが本当に大切.

それはどんな仕事でも同じ.いい仕事をして,いい噂を広める.

モデルとか俳優とかの方が仕事が回ってきやすい


オーディションは合格がスタート.
これからがスタート.
このあと,一歩を二歩,三歩と踏み出す.


でも,オーディションを受けてるだけで,自分が何かをしているように感じるのは違う.
オーディションは数じゃなくて,合格を目標にする.

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結果的に今は芸能の世界にはいないが、やりたいことに正直に、一歩踏み出して行動してみて、いい学びがあったなと思う。

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